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WGIPスレッド用テンプレート

スレ頭

 中韓朝の反日も問題ですが、日本人自身の反日はもっと問題です。
 そして日本人の反日の原因を辿っていくと、戦後のGHQによる
WGIP(War Guilt Information Program)に行き当たります。

 すなわち「過去の日本は悪かった、日本は非道いことをした。」と マスコミや学校教育を通じて洗脳されてきたのです。

 そして1952年サンフランシスコ講和条約が発効して占領から解放された後も、 なぜか、憲法や教育基本法が改正される事も無く、未だにWGIPに従って洗脳教育 が施されているのが現状です。

 昨年末やっとのことで教育基本法の改正がなりましたが、まだまだ、関連法の改正や 実際の教育現場への反映等々、課題が残っております。

 様々な歴史認識問題の源泉を暴き、日本人自身が歴史問題に振り回されることのない よう周知徹底しましょう!

れんみ氏が作ってくれた、まとめHPです。 http://members.at.infoseek.co.jp/WGIP/

GHQによる検閲とWGIPの概要(3レス分)。

 主に『閉された言語空間』(江藤淳 著)という本を参考に書いたものです。
 ちなみに、この本は江藤淳氏がアメリカの国立公文書館やメリーランド大学付属 マッケルディン図書館などで、膨大な一次資料を調査して書かれた本です。

まずは、検閲について。

 検閲自体は、連合国占領下の他の地域や、戦争中には米国内でも行われていたが、 日本における検閲と他の地域におけるそれとの最大の違いは、日本における検閲が 検閲自体を秘匿することを強制したことである。

 検閲自体を秘匿することになった直接の原因は、検閲がポツダム宣言に違反するから であるが。秘匿することによって日本の言語空間に新たなタブーを作り出すという、 洗脳作戦に有利な効果を生み出した。

 検閲の行われる範囲としては、郵便、電信電話、新聞、雑誌、書籍、放送、映画等が 挙げられる。

 基本的な検閲の機能としては、情報伝達の抑制と、情報の収集という2つのものがある。  マスコミを通して流布されるアメリカから見た戦争観など、アメリカ軍による宣伝(WGIP) に対する、反論や危惧などは、全て削除された。
 また、情報の収集では、個人の私信を検閲することにより、一般的な世論調査機関では なし得ないほど正確に世論動向を把握した。

(続く)


(続き)

そしてWGIP(War Guilt Information Program) (戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画)について。

 この「プログラム」は、大東亜戦争を日本と米国との戦いではなく、実際には存在し なかった「軍国主義者」と「国民」との間の戦いにすり替えようとしている。
 そして、大都市の無差別爆撃も、広島・長崎への原爆投下も、その責任を米国人ではなく 「軍国主義者」になすりつけようとしている。

 この「軍国主義者」と「国民」という架空の対立の図式を、現実と錯覚し、あるいは 何らかの理由で錯覚したふりをする日本人が出現すれば、一応所期の目的を達成した といえる。そうなれば日本における伝統的秩序破壊のための、永久革命の図式が成立 する。以後日本人が大戦のために傾注したエネルギーは、二度と再び米国に向けられ ることなく、もっぱら「軍国主義者」と旧秩序の破壊に向けられるにちがいない。

 この「プログラム」は1945年〜1948年当時は、期待通りの成果を上げるにはいたって いなかったが、サンフランシスコ講和条約締結後も、なぜか日本のマスコミと教育が 改められることなく、現在にいたってその効果が顕著になってきてしまっている。

(続く)


(続き)

 この「プログラム」のまず最初のものは、「太平洋戦争史」という新聞連載である。
 それまで「大東亜戦争」と呼んでいたものを「太平洋戦争」としている事に注意。
 「大東亜戦争」「八紘一宇」といった用語の使用は禁止させられた。

 また、それを劇化したラジオ番組「真相はこうだ」というのが放送され、さらに 「真相はこうだ」の質問箱の番組が設けられ、「真相はこうだ」が終了すると質問箱 は「真相箱」という番組として続けられた。

 さらに学校現場においては、それまでの修身(いまでいう道徳もしくは公民授業かな)、 日本史、地理の教科が中止させられ、GHQ製のものに入れ替えられた。
 (修身については廃止されたまま、それに代わる有効な授業はされていない、と思える)

 また、「東京裁判」はWGIPを構成する最も重要な部分と考えることが出来る。

 新聞その他のニュースは、「東京裁判」について逐一、GHQの指導に基づいた論説と報道 をさせられた。

それから、まとめHP上でも、【検閲とWGIP(宣伝)の概要】として、もう少し長めの文を載せています。

【検閲とWGIP(宣伝)の概要】
http://members.at.infoseek.co.jp/WGIP/file/waya05.html

スイス政府編著『民間防衛』より

西洋人にとって敵国に占領されたらどうなるか、
その心構えとして、スイス政府が国民に配布してる『民間防衛』からコピペ。

編著:スイス政府 訳:原書房編集部 『民間防衛』 原書房
p.289 「占領軍の洗脳工作」より抜粋:

「・・・歴史の教科書の改作の作業も進められる。
”新体制”のとる最初の処置は、青少年を確保することであり、 彼らに新しい教義を吹き込むことである。

教科書は、勝利を得たイデオロギーに適応するようにつくられる。
多くの国家機関は、あらゆる方法で青少年が新体制に参加するようそそのかすことに努める。
 彼らを、家庭や、教会や、民族的伝統から、できるだけ早く引き離す必要があるのだ。

そのため、新聞やラジオ、テレビなどが直ちに宣伝の道具として用いられる。
個人的に抵抗の気持は、新国家の画一的に統一された力にぶつかって、くじかれてしまう。

占領軍に協調しない本や新聞には用紙が配給されない。
・・・だれでも公式発表以外の情報は聞けないように、聞いてはならないようになる。
・・・学校ではあらゆる宗教教育が禁止され、精神的な価値を示唆することは一切ご法度になる。」

『「現人神」「国家神道」という幻想』について

 現在の日本人の持っている戦前戦中のいわゆる「国家神道」というイメージは、 GHQの発した「神道指令」から大きな影響を受けてしまっています。

 そのイメージがどのようにして形成されたかについて解説された本として、
↓下記の本があります。

『「現人神」「国家神道」という幻想 − 近代日本を歪めた俗説を糺す』新田 均(著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569626548/
(アマゾンで、立ち読み?できます。)

 この本は、「現人神」「国家神道」といった言葉から連想されるような 天皇を絶対神であるかのように崇める思想が明治以来ずっと政府によって 広められてきたというイメージが「幻想」であることを、明治から昭和の 戦中までの政治と宗教関係の動きを丹念に辿りながら明らかにしています。

 明治から昭和にかけて、様々な考え方や紆余曲折があったということ自体も重要なことだと思います。

 WGIPからは、少し離れるかもしれませんが、(と言っても「神道指令」でつながってる) いわゆる現在の通俗的な戦前戦中のイメージが、どこから来たのかは、重要なことだと思います。

 この本は二部構成となっており、第一部『「現人神」という幻想』では、通俗的な 現人神「明治起源説」といったものに対して、「近年、専門研究者の中から現人神 「昭和起源説」とでも言うべき議論を展開する人々が現れてきた。」ことを紹介し、 絶対神的な天皇観としての現人神論の出現過程を検証し、それが「創られた伝統」で あり、それを明治以来の伝統として近代教育と結びつけることが「幻想」であると結 論付けています。
 そして、第二部『「国家神道」という幻想』では、「現人神」「八紘一宇」 といったイデオロギーの注入装置としての「国家神道」が明治以来一貫して存在して いたという「幻想」が、どのようにして生じてきたのかを検証しています。

 ちなみに、現在用いられている「現人神」という単語は、天皇を絶対神的に 捉えた単語であり、 この単語を、天皇は(日本人皆も)神の御子孫という天皇「神孫」論と 区別して提唱したのは、浄土真宗の信徒で東京帝国大学で宗教学を教えて いた加藤玄智です。

 加藤玄智は、明治45年に『我が国体思想の本義』という本を刊行し、 それ以降、多くの著書で、国内にその考えを広めるだけでなく、 英語の著書も刊行して海外へも宣伝していきます。

 この加藤自身の理想像をあたかも現実であるかのように宣伝したものが、 アメリカの神道批評家D・C・ホルトムを介して、アメリカ人の通説的な神道観となり、 また、ホルトムの著書の影響を受けた、GHQ民間情報教育局のW・K・バンスにより、 「神道指令」という形で、戦前・戦中の「事実」として日本人に広められた というわけです。


2007:ワヤ

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